01.猫全般の話題

2017年2月25日 (土)

簡単チェック!あなたの猫画像の無断使用チェック法

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2017年2月24日 (金)

ネットの情報発信のモラル

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2017年2月20日 (月)

パクリサイトパート2

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2016年1月24日 (日)

当ブログの著作権について

ここ数日前の事ですが、ある方からウチの愛ちゃんの写真が某所に掲載されている、という連絡を受けました。
そのサイトは私の全く知らないサイトでしたが、確かにウチの愛ちゃんの写真が記事冒頭のアイキャッチとして使用されています。

5.
この写真は、愛ちゃんがまだ生後10ヶ月の頃に撮った写真。当時のエントリはこちら

そのサイトは猫についてのポータルサイトを自称していて、各猫種の紹介をしているようです。
説明内容は、あちこちの猫サイトで説明されている物の抄訳っぽいですが、サイベリアンの写真にうちの愛ちゃんの上の写真が大きく使われています。
もちろん、使用についての連絡を受けた事も無く、承諾した事もありません。

サイトの作りから見て、おそらく個人の素人さんなのか、もしくはモラルの薄い業者さんのどちらかなのかな、と思いました。
で、サイトに広告を掲載し収入も得ているようなので、営利目的サイトなら少し注意しようと思ったものの、コメント欄は無いし、連絡先も見つからない。
どうしようもないので、URLを晒しておきます。

写真パクリサイト:http://neko-diary.com/post-782

このブログを読まれる方には、同じく猫ブログオーナーの方も多いと思います。
自分の猫の写真をパクられてないか、確認した方が良いかも知れません。
(もしパクられていたら、魚拓サイトなどで証拠を確保しておきましょう)

■野菜ドロボーの屁理屈

今回のようなあからさまなものは別として、過去、無断で使われても、こちらから連絡してみたら、すぐに謝罪してくれたり対処してくれて、それで良好な繋がりになった事も多々あります。
猫好きなのですから、まったり仲良くする方が楽しいです。

でも、そうはいかない場合についても書いておきましょう。
自分はこの業界に20年近くいて、著作権は毎度頭を抱える問題でした。

ネットサービスにも関わっていたので、著作権者からの権利主張や侵害被害報告について仲介、対処する事が多かったのですが、一方で著作権管理者や団体担当者さんと話す機会も都度あり、著作権などネット上での知的財産権を取り巻く現状については、そこそこの知識や現状を知る事は出来ていると思います。

堅苦しい法律はさておき、結局の所、権利者の利になるか害になるか、というとてもシンプルな内容に帰結する事が多いので、そこら辺で誤解を与える部分は元々あるのでしょう。
ただ一方で、著作権を侵害する側(多くの場合個人)には、昔から「俺様ルール」が横行しているのも事実で、最初からまともな会話が出来ない場合も多くありました。

曰く、
「そんなにパクられたくないのなら公開するな」
という開き直り、屁理屈で、私はそれを昔から「野菜泥棒の屁理屈」と呼んでいました。

つまり、
「簡単に畑に入れるようにしている農家が悪い。
野菜を盗まれたくないのなら、畑に入れないよう頑丈な塀でも作っておけ」

というのと、同じ理屈を展開するのです。

でもこれは、
「盗んではいけない事を承知しながら、盗める状況にしておいた被害者の非を責め、自分に罪はないと開き直る」
という事で、どうみても通用しません。

ただ、畑だけでなく野菜の無人販売所もそうですが、人の良識を信じる事で成り立つ生産や経済が、日本にはまだあります。
ネットの世界でも、個人ブログレベルでは、私はまだ性善説を信じていたい部分が多いです。
でも今後の事を考えると、自分の猫ブログでもしっかりと書いておくべきなのだろうなと思いました。

■パクられる事で生じる実害

今回、写真をパクられて生じた被害、というのは微々たる物です。
しかし、精神的には結構困った事にもなりました。

・あのパクリサイトと私が繋がっている
・あのパクリサイトは私が作った

などという誤解を生みかねず、というか今回最初に報告があった際には、報告者さんからは私とそのサイトとの関連をまず疑われてしまいました。
そしてですが、あの愛ちゃんの写真をパクリサイト側が使用する事によって、いかにも著作権や所有権が向こうにあると、外部から誤解されても困ります。
もしくはあの愛ちゃんの写真は著作権フリーと誤認されて、あちこちのサイトで使い回される事になりかねません。

経験上、困った方向に進む可能性はゼロでは無い事は確かなのです。

こういうのを野菜ドロボーさんには想像出来ないと思いますが、そもそも自分の家の猫の写真が好きなように使い回されるのは嫌な物です。
世間には猫嫌いの方も相当数いて、酷い加工をする悪趣味クリエイターもいるのですし。

■当ブログにおける著作権について

ただ、当ブログの著作権については、かなり緩い感じにはしておきたいのも正直な気持ちです。
というのも、当ブログの写真を使用される方の多くが、「可愛い猫写真」として紹介してくれているからで、そういう方にとやかく文句を言うのはやめておきたい。

というか、他にも可愛い猫がいるのですから、その中からうちの猫を紹介してくれてありがとう、という気持ちは捨てたくないのです。
一方で、先に述べた弊害があるので、今後はこういう感じにしておきたいと思います。

●個人サイトや個人ブログ、まとめサイトなど非営利サイトの場合

以下を守ってくれる場合、
当ブログの猫写真を無許可で紹介や掲載してくださって構いません。

  • 出典(当ブログ名もしくはURLリンク)を写真の側に明記する事
  • 悪意のある引用や説明、写真加工等をしない事

上の2つを守ってくれる場合、私に連絡も承諾も不要です。

■商用サイトやアフィリエイトサイト、ポータルサイトなど営利や集客を目的とするサイトの場合

  • 原則、連絡と承諾のステップをお願いします
  • 無断使用はご遠慮下さい

過去、選挙企画用で無償貸与した事もありますので、いろいろと事情説明さえいただければ協力はしています。
ブログに掲載している写真は一部のみで、印刷にも使えるRAWデータで撮影しています。
ブログ右枠に、連絡フォームがありますので、それを使用して下さい。

■サイベリアンの写真を探したい方

実は、最初に述べたパクリサイトを、素人か底辺、と言ってしまったのは、今は合法的に猫写真を買う事が可能だからです。
世界中に無数にある写真販売サイトで「siberian cat」で検索してみれば、一杯出てきます。
(それを知らない、もしくは十数ドルの金を惜しむのは、やはりモグリとしか言えません)

費用対効果として、こういう写真販売サイトで買うのが結果として一番割安と思われます。
それ以外の方法として、

・サイベリアンのいる猫カフェで、許可を取って撮影する
・サイベリアンを飼っている方に連絡を取り、写真の提供か撮影の許可を請う

いろいろと、考えつく方法はあると思います。
しかし、一番安易で安上がりな方法として「他人の写真をパクる」のは、結局のところ一番損な結果を招きます。
野菜ドロボーさんには、このままではそれなりの授業料となるリスクをお考えの上、気づき次第ご連絡下さい。

近日、ページ右枠に、改めて著作権について記載しておこうと思いますが、取り急ぎ書いておきました。

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2015年9月 9日 (水)

Catfishing

久々の書き込み。
まずはネットニュースで話題の動画から。

『”Catfishing” on the Warrior River』

アメリカではCatfishというと、ナマズの事ですね。
「Catfishing」というと文字通りナマズ釣りで、
アメリカ人にも、釣ったナマズを食べるのが好きな人も多いようです。

でも上の動画は、ナマズではなく本物の猫をキャッチしてしまった模様。
正確には「釣った」のではなく「手で引き上げた」のですが、言葉遊び的に
こちらの方が楽しいですね。

ボートに向かって一目散に泳いでくる子猫。
たぶん、人に捨てられて飢えていたのでしょうか、ボート上の人の姿を見て、
岸から一直線に泳いでくる姿は、猫好きでなくでも心を動かされちゃいます。

で、その子の後、すぐにまたもう一匹も一直線に泳いできます。
その子も同じく「ハンドランディング」で救助、先に助けられた子が駆け寄る姿が、
いじらしい。

(これは釣りマニアではないとわからない話ですが、アメリカでは釣った魚を傷つけないように、
船上でうつぶせになって、手で魚の身体の一部を掴んで魚を引き上げる
「ハンドランディング」が、マナーっぽくなっています。
上の動画の猫ちゃんを掴む彼の姿はハンドランディングそのもので、やっぱ釣り人ですね。)

で、そのまま話を私の趣味の話題にしてしまいますと、
日本では害魚扱いですが、アメリカでは昔からブラックバスの釣りが親しまれています。
日本でバス釣りブームが起きたのは20年ほど前ですが、アメリカでは百年以上昔から、
ルアーによるバス釣りが親しまれています。

自分は(年バレしてしまいますが)、実は三十数年以上昔、
子供時代から日本でバス釣りをしており、
いい大人になった今も、釣り業界とも絡んでいろんな事をしていたりします。

上のアメリカ人が乗ってる「バス釣り用ボート(通称バスボート)」は今は持っていませんが、
そのもっと小さな一人釣り用のボートは、今も所有しています。

Boat2_2

(トレーラーに乗せて駐車場に今も鎮座しています。
日本に数艇しかないスウェーデン製なのが自慢だったりします。
小さくて頑丈、かつ小回りが利くので日本の釣りでは手放せません)

でもアメリカには、日本の琵琶湖と同じくらいの広さのダム湖や、ゆったりと流れる河があります。
釣り用ボートも大きくて、百馬力以上、時速100km/h以上出る物も当たり前にあります。
今回の動画のロケーションも「Warrior River 」。流れがほとんど無い所を見ると、
相当大きな河なのでしょうね。

で、その「Warrior River」で救助された猫ちゃんは、Warrior君とRiver君、と命名されて、
今も元気で居るようです。

詳細はこちら

私事ですが、先代猫のモカと出会ったのも、魚釣りの時でした。
湖畔で捨てられていたモカを思い出す、そんな動画でした。

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2015年2月23日 (月)

ねこの日に

自分へのご褒美で、猫図鑑を買いました。

猫図鑑そのものが十数年ぶりの買い物ですが、写真につられて思わず欲しくなりました。

Book1

エクスナレッジ 世界で一番美しい猫の図鑑

著作権問題を回避するために、写真は小さくしています。
とてもきれいな写真というか、印象に残る写真と詳細な解説。
洋猫好きな方にはお勧めしたい本です。

Book2

サイベリアンの項目もありますが、↑何かどこかで見たような顔。

Yume

我が家の夢ちゃんに雰囲気が似てますね。
でも基本、ウチの子達は所謂ペットタイプ。ショーで見かけるような感じとは少し違います。
ゴージャスはゴージャスでも、庶民派ゴージャスです(笑)

Book3

ラガマフィンも載っていました。
タケちゃんが大人になったら、あんな感じになるのかな。

冬の夜、こたつに温まりながら、猫のお勉強して過ごしそうです。

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2015年1月24日 (土)

ペット保険証

今年もペット保険証がやってきました。
今年はタケちゃんも含めて4枚、とうとう毎月の保険料が1万円を超えて、
私のがん保険よりも高くなってしまいました。

Hoken

年間12万円、これを高いと思うか安いと思うか。
それ以前に、ペット保険を存分に使うような医療を、今の子たちに施すかどうかも未知数。
先代猫の治療の経験を通して、猫たちに苦しい医療をさせるべきかどうか、たぶん悩むと思います。

ただ、先代猫のモカの場合、検査だけで合計100万円近かった。
何度も検査入院をしたり、川崎のJARMECでPET CTなど高度な検査機器を使用。
治療ではなく、検査だけでこの金額です。

そう思うと、やっぱり保険は入っていたいと思います。
ただアニコム損保は、他の保険会社よりもちょっと高め。
でも多くの医療機関で、窓口で保険適用で清算できるのが助かると妻が申してます。
といってもまだ、愛ちゃんのお腹の具合で1回しか使ってないですけどね...。

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2014年9月 2日 (火)

猫の想い【3】最期を看取ったシロちゃん

これは、ウチのモカがまだ3歳くらいだった頃の話です。
モカの兄猫が湖畔に戻って2年後。
(このお話は、ずいぶん前に某巨大掲示板でも書いた事があります)

幾つもの意味で、猫の生涯や自分達の老後を考えさせられた出来事でもあります。


真冬の夜、私達夫婦はモカを家に残してクルマで外出し、
帰宅は深夜1時を回りました。気温は氷点下近かったと思います。

帰り道、自宅まで50mまで迫った道路で、
道の真ん中に白い何かが見えました。

良く見ると白い猫が道路の真ん中でうずくまって座っています。
私のクルマが接近しても、ずっと居座るので怪訝に思い、
クルマから降りて猫の様子を見ました。

丸くうつぶせになったまま、動こうとしません。
声をかけると、私を見て、か細い消え入るような声で
「にゃぁ」と何かを訴えます。

かなり弱っているようで、体を触ると
氷のように冷えた身体、私の手には膿みのような物がつきました。

何かの病気なのか、このままでは死んでしまいそうな気配がしたので、
猫とクルマをそのままにして、一度我が家に入ります。
念のため、手に付いた膿みを洗い流してアルコール消毒。

家にはモカがいた為、伝染性の病気を持っていたらと心配し、
妻に先日買ったばかりの衣装ケースを準備させ、
使い捨てカイロを何個も敷いて、その上にバスタオルを敷いて
猫を入れて様子を見ました。

夜中でしたが、ちょっとバタバタとしていましたので、
近所の奥さんが様子見に出てきました。
その猫の事を知っていると言います。

名前はシロちゃん。
飼い主は3ヶ月前に入院した老婦人との事。
その後は近所の方がご飯をあげていたと言います。
しかし少しずつ食が細り、ここ一週間は何も食べず、
1~2日前から行方不明になっていたとの事でした。

部屋に戻り、24時間救急の獣医さんを探していると、
衣装ケースからまたか細い声で「にゃぁぁ」と聞こえます。

すぐに猫の様子を見たら、プラケースの中で、
もう、息を無くしていました。

あの猫が深夜、どうして道路上にいたのかはわかりません。
ただ、死に直面した体力で、氷点下の道路の真ん中まで出てくるのは
大変だったろうと思うと、悲しくなりました。

この子は自分の死期を悟ったのだろうか?
死を誰かに看取って欲しかったのだろうか?

いや、最後に飼い主に会いたくて、人間の力を借りようとしたのかも知れない、
などと考えながら、また冷たくなっていく猫の体をタオルに包みました。

そして翌日、近所でこの話が広がって、飼い主の方の息子さんと
連絡が取れて、亡骸は飼い主の元へ引き取られていきました。

あの猫は、猫好きな私達が
道を通るのを知っていたのかな?

生きている時は飼い主さんには会えなかったけれど、
飼い主さんの元に戻れたから、少しは願いは叶ったのかな、
そんな気持ちになりました。

幸せな暮らしをした猫に取って、
飼い主さんは親以上の存在なのかも知れません。

飼い主さんと一緒に過ごした幸せな時間は、
猫に取ってもかけがえの無い時間だったのだろうと思います。

静岡から帰ってきた兄猫マメも、
今回の猫ちゃんも、
飼い主さんの事が大好きだったと思います。

人と猫との絆って、人が考える以上にとても深いな、と思います。

それとともに、私達夫婦が老いた時、シロちゃんのような思いを、
猫たちにはさせたくない、そう思わせてもくれた、出来事でした。

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猫の想い【2】 先代猫モカ

前回のマメのついでに、我が家の先代猫、モカについて書いてみようと思います。
前回書いた通り、モカは湖畔に捨てられていた捨て猫でした。

しかし人間が大好き。
膝の上が大好きで、抱っこが大好き。
我が家に初めて来た夜から、私になついてくれました。

Mocha1

我が家に来て、妻と初対面の頃。
Mocha2


私の後をいつもついて歩き、結婚して妻と同居後は、
妻の後をついて歩きます。

特に私達夫婦が一緒にいるときには、必ず足下にモカがいました。
夫婦で歯磨き中、足下にいる事に気づかず、
前脚やしっぽを踏んでしまった事も少なからず。

怒るモカに、大げさに「ごめーん!」と謝ると、
モカもちゃんと判ってくれて機嫌を直します。

夫婦で外出し帰宅すると、必ず玄関で、ちょこんと座ってお出迎え。
帰りが夜中だと、目をしょぼつかせながら、お出迎えしてくれました。

食事はキャットフードを与えていましたが、
家族の食卓にはいつも参加。
猫が食べられそうなおかずを、ひとつまみだけ貰って食べていました。

何か食べたい、というのとは違って、
自分も食卓に参加している、そういう気持ちだったのでしょう。

カレーライスなど、猫が食べられそうに無いメニューだった時は、
すねてダイニングの外に行ってしまう。
扉の横でシュンとしているモカを見て、私達は歌に乗せてモカの名前を呼びます。

すると、

「にゃぁぁ?」

モカは機嫌を取り戻して、語尾上げで食卓に戻ってきます。
そんなモカに、妻はモカの大好物のチーズを与える。
そんな日常を過ごしました。

Dscf0048

モカは、食卓に参加中、美味しい物はお代わりをねだりました。
テーブルの端を「トントントン」と3回叩くのです。
それがお代わりの合図で、それでも貰えない時は、今度は
テーブルの端を「トントントントン」と4回叩来ました。
もうお代わりが無い時は、顔を近づけて、

「もう無いよ」

と言うと、渋々諦める。
マグロの刺身が好物でしたが、安い鮮度の悪いのはお代わりはしない。
極上のはやはり4回テーブルを叩きました。
年々、舌が肥えてましたっけ。

不妊手術をしたモカは、友達や彼氏がいなくて、いつも寂しい毎日を過ごしていました。
その分、私が彼氏代わりになって、追いかけっこするのが大好き。

妻が夕食の支度を調えると、モカは私の仕事部屋にやってきて、
「にゃぁにゃぁ」とご飯時を私に訴えます。
仕事の切りが付くまで少し時間がかかると、その間ずっと鳴き続けていました。
区切りが付き机から立ち上がると、モカも一緒にダイニングに向かう。

夕食が終わると、モカとの追いかけっこの時間。
モカに「行くよ」と声を掛けると、嬉しそうに「にゃああ!」と私を追い抜いていきました。

そうやって、幸せな10年があっという間に過ぎていきました。

Mocha3

モカが旅立つ、ひと月くらい前から、モカは私の部屋に入り浸るようになりました。
肺が悪かったモカには、静電気でホコリっぽかった私の仕事部屋は入らせないようにしていたのですが、
日中、私のそばにいたがるようになりました。
夜はずっと、私のお腹の上で寝るようになりました。

モカとの別れは、まだ辛い思い出なので割愛しますが、
11歳、最後の最後まで、愛おしく、そして私達を本当に信頼してくれたまま旅立っていきました。

男なのに、それまで経験した事がないくらい、涙が溢れました。
それを見た妻が逆に冷静になってしまうくらい、声を出して泣きました。
本当の娘、そう思っていた自分に気づきました。

モカが旅立った後、それまで家中を包んでいた暖かな空気が、消えてしまった。
幸せで満ち足りた時間が、もう帰って来ない事に気づいて、また泣いてしまった。


モカが旅立って1カ月くらい経った年の瀬の夕方、
自分はバイクに乗り、借りていた駅前の事務所に向かっていました。

通りを真っ直ぐ走っていた瞬間、
道の右端から茶色い小さな影が、猛ダッシュで横切りました。

自分はそれを避けるために急ブレーキをかけて転倒。
間髪を入れずに道の先の左路地から、四輪駆動車が一時停止もせずに
飛び出してきました。
先に転倒していたので、間一髪で四駆に轢かれる事は免れましたが、
無謀なドライバーに、普通なら説教でもしてやりたくなるような状況です。

でもその時自分は、倒れたバイクを持ち上げながら、
怒りとは別の感情に心を覆われていました。

モカが居た頃、家中を包んでいた暖かな空気。
優しくて懐かしい、暖かな空気が漂っていました。

左右を見回し、猫が居ないかどうかを探したものの、
猫らしい姿は無い。

自分の思い違い、モカを失った心が見せた幻影だったのかも知れないと思い直し、
事務所に行き仕事を終えました。
そして帰宅後、妻に話すと、妻はポロポロと涙を流しました。

「本当に、優しい子だったね」

私達はそう言って、二人でモカの思い出を振り返りました。
我が家歴は数ヶ月、妻よりも先輩だったモカ。
モカの思い出は、私達の新婚時代の思い出とも重なっています。


今の3にゃん達もそうですが、猫達の思い出は、
そのまま我が家、夫婦の思い出でもあります。

寿命の違いで、いつかは別れが来る事を覚悟しつつも、
それまでの間、楽しく優しい家族でありたい、と思っています。

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2014年8月17日 (日)

猫の想い【1】 帰還猫マメ

旧盆も終わった我が家。
今年も先祖や親族、そして家族であった動物たちを迎えました。

我が家にはかつて、猫を中心にいろんな動物たちが過ごし、
かけがえの無い思い出を残していってくれました。

その動物たちが残してくれた思い、そしてその間、私が見聞きした出来事などを、
ちょっとご紹介したいな、なんて思います。

猫は里親が大好き!
そういうお話です。

まずは、我が家の先代猫、モカの兄弟だったマメについて、お話しします。


マメとモカの兄妹と初めて出会ったのは、1998年の5月のGWの事でした。

Lake3


神奈川の某湖畔の貸しボート屋さんの敷地に捨てられていて、
貸しボートの客だった私は、敷地の菜の花畑でモンシロチョウを追いかける、
若猫だったモカに心を射貫かれました。

推定、生後半年くらいの雌猫のモカは、私に抱っこされると、
ふにゃぁ、と体の力を抜いて身を任せます。
抱っこ大好きな子でした。

可愛いなぁ、と思って頭を撫でていると、突然体に力が入って腕から降りようとします。
足下に、兄弟のマメがいて、私を睨み付けています。

「妹に何をするんだ!」

と言いたげで、それに呼応して暴れるモカを下ろすと、2匹は遠くに走って行きました。

「1匹だけでも貰ってくれる人が居たらいいんだけどねぇ」

心ない旧飼い主に、無理矢理押しつけられた貸しボート屋さんの女将さんが、
そんな事をつぶやきます。

その当時、婚約したばかりだった私は、妻に相談する前に、半ば決めました。
雌猫の方を貰い受けたいと告げ、その2日後に引き取る事にしました。

籠を持参し、マメが昼寝している隙にモカを籠に入れ、
素早く帰宅する事にしました。

兄妹を引き裂く、可哀想な事をしてしまいましたが、
まだ私も結婚前で、婚約していた妻はまだ猫飼い経験の無い人だったので、
2匹は無理だと思っていました。

そしてモカの一生の面倒を見る、そういう思いで事後承諾で妻に報告。
慌てて妻は週末、モカがどういう子かを見にやってきましたっけ。

Mocha0
我が家に来たばかりの頃のモカ。

さて、湖畔からモカが居なくなり、マメは一週間くらいずっと、
妹のモカを探していたようです。

しかしその後立ち直り、元気に男の子らしく、
湖畔で魚や鳥を捕って過ごすようになりました。

モカを貰い受けた3カ月後、マメの様子を見に行ったら、
湖畔のマメは、スズメの死骸の前で満足そうに眠っていました。

「初めて捕まえた鳥だ」

マメを可愛がっていたボート屋の親父さんが、そう教えてくれました。
家の中で閉じ込めて飼うより、この子は自然の中で伸び伸びと暮らして、
こちらの方が幸せなんだ、そう思いました。

しかし、それから間もなく、マメが行方不明になった事を聞きます。
静岡の清水から来た釣り客のクルマに乗り込み、そのまま乗っていってしまったらしい。
お客さんの連絡先がはっきりせず、結局マメはそのまま行方不明。

途中で驚いて車外へ逃げる可能性も高かったので、
ボート屋さんは家族総出で、途中の道路を延々と探したそうですが、見つからない。
数ヶ月経っても見つからず、ボート屋さんも諦めていたそうです。

私もその頃、その話を聞いて、既に嫁となっていた妻に伝えました。
その頃は妻もモカを溺愛していたので、夫婦で心配になりつつも、
望みが高くない事も了解していたと思います。

しかし。
その半年後、マメはボート屋さんのある湖畔に戻ってきました。
体はボロボロ、片方の耳は端が千切れ、片目は失明。
ヨタヨタとしながら、可愛がっていた親父さんの足下へ、真っ直ぐ戻ってきました。
静岡から推定で100km以上の道のりを、半年以上掛けて。

帰りたい、会いたい。その思いだったのでしょう。
道中、他の猫からいじめられ、片目を失いながらも、帰ってきたのです。

親父さんは大喜び、女将さんも息子さんも、その後マメを大切に可愛がりました。

Mame

写真は晩年のマメの写真。2007年の5月撮影。
片目なので、後ろ姿でご容赦ください。

ボート屋の客の友人から、そろそろマメの寿命が近い事を聞かされて、
妻を湖畔に連れて行き、マメに引き合わせました。
モカが大柄な子に育ったのに比べ、マメは若い頃の苦難で成長が止まってしまい、
若猫だった頃の体格のままでした。

マメは翌2008年、腎臓の病気で虹の橋へ。
妹である我が家のモカは2009年、肺の病気でマメの下へ旅立ちました。

この兄妹は、本当に人間の事が大好きで、そして綺麗な心の持ち主でした。
かつて、この子達を湖畔に捨てた元の飼い主の行いが信じられず、
しかしその反面、この子達と出会えた運命には、感謝したいと思っています。

98年の5月、私があのボート屋さんに行かなければ、
モカやマメに出会う事もなく、
私達もこれほどの猫バカ夫婦にはならなかったかも知れません。

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