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2010年3月

2010年3月31日 (水)

5日目

子猫たちをケージの外に離す時間も増え、
今日からは夜もケージの外にする事にしました。

追いかけっこは続きますが、
部屋に慣れるに従い、部屋でくつろぐ様にもなってきています。

夜中、目を覚ますと、夢ちゃんが私の横で寝ています。
寒暖の激しい今年の春、寒い夜だったので、人間の温もりで暖を取ったのでしょうか。
まだあまり人慣れしていない愛ちゃんは、ソファで一人で寝ています。

夢ちゃんを押しつぶさぬよう、気を遣いながら寝る事としました。
親子3人川の字。
先代猫のモカは、私達夫婦の間でいつも寝ていましたから、
それを思い出す事となりました。

ただ、子猫の夢ちゃん、本当にまだ華奢なので気を遣います。
翌朝は身体の節々が痛くなりました(苦笑)

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2010年3月30日 (火)

4日目

今日は久しぶりに晴れました。

朝の陽光でまどろむ愛ちゃん。
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ベッドでくつろぐ夢ちゃん。
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活発で成長の早い愛ちゃんは、既にサイベリアンの風格を現していて、
毛がたて髪のように立っています。

成長が遅れ気味の夢ちゃんは、顔の周りの毛はまだ少なめで、
多少日本猫のような面影をしています。

でも夢ちゃん、別々のお皿で愛ちゃんと同量のご飯を食べられるようになって、
成長の遅れを取り戻しつつあります。

さて今日から当分、二人を隔離して食事させる事にしました。
食事の際には愛ちゃんをケージの外で、
夢ちゃんをケージの中で食べさせます。

これで愛ちゃんが夢ちゃんの食事を横取りする事は不可能。
と思いきや、早く平らげた愛ちゃん、ケージの中に手を入れて、
夢ちゃんの皿を狙い出しました。

手が届かない中、必至に夢ちゃんの皿を狙う姿に、
夫婦で苦笑い。
食事の量が少ないわけではないはずですが、
あまりの急いでの食事スピードで、満腹感が追いつかないのかも知れません。

姉妹で仲は良いし、いつもじゃれついたり、追いかけっこをして
仲良くしているのですが、食事だけはかなりの困りもの。
時間をかけて、直させていくしかありません。

Photo_9

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2010年3月29日 (月)

3日目

今日は注文していたクルマの納車の日です。
先月末に、長年の友人であるディーラー営業のK氏から、
初めて買ったホンダのミニバン。

まさか再び猫を飼うとは思っていなかったので、
不景気の中、13年乗ったミニバンを廃車しての新車購入。
早まったかな、と思いつつも、新しい家族と新しいクルマで我が家も再起動です!

納車は夕方予定で、午前中は廃車するクルマの中の忘れ物チェックをしました。
廃車の時はいつもの事ですが、シート下からは小銭がザクザク。
千円札もあったりして、ファミレでの二人分の食事代になる金額。
いずれ妻との食事に使う事にします。

夕方になり、今まで乗っていたクルマでディーラーへ。
古いクルマはそのまま引き渡し、
友人K氏から丁寧にカーナビの説明を受けた後、新車で帰宅です。

国産ミニバンの元祖なクルマの最新型は、座面も低くてセダン並。
エンジン音もロードノイズも抑えられ、静かな車内環境なのが印象的です。
先代猫となった愛猫モカはクルマが大嫌いでしたが、これだけ静かなら、
子猫たちも大丈夫かも知れません。

帰宅後、ケージの中の子猫たちは、お腹が空いてそわそわしています。
妻がドライフードの準備でお皿を持ちます。
我が家3日目で、彼女たちは陶器のカチャカチャ音がご飯の合図と理解したようです。
「にゃぁ」とはまだ鳴けず、「キィキィ」と2匹で叫びます。

それぞれの皿を用意してケージを開けると、猛ダッシュで食べ始めます。
相変わらず、競争のような食べ方、そして先に平らげた愛ちゃんが、
夢ちゃんの皿を狙います。
明日からは隔離して食べさせる事にしようと、妻と相談しました。

さて、ケージに戻した2匹が寝た頃、我々も寝る事にしました。
すると昨夜同様、夢ちゃんが起き出して、夜鳴きを始めます。

ケージの外から声を掛けると、夢ちゃんがケージの際まで寄ってきて、じっと私を見ます。
愛ちゃんも目を覚まして寄ってきました。

ケージ越しに、
右手人差し指を夢ちゃんに差し出し、
左手人差し指を愛ちゃんに差し出します。
二人とも私の指に前足を乗せて、そのまま目を閉じて行きます。

人間で言えばまだ幼児。親猫の温もりが欲しいのです。
今は私達夫婦が親代わりです。
スヤスヤと寝入る子猫たちを見ながら、
「この子たちの一生の面倒を見るんだ」
そんな思いを心に刻みました。

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2010年3月28日 (日)

2日目

朝、起きるとケージの中の猫たちも起き始めました。
朝ご飯の時間です。
ケージから出してドライフードを与えると、
ガツガツと慌てるように食べます。
ペットショップでは、成長を遅くする為に少なめのご飯しか
与えなかったのだと思いますが、2匹で競うように食べます。

活発で体の大きい「愛ちゃん」が、おっとりした「夢ちゃん」を
押し出して食べようとするので、皿を2つに分けて与える事にします。

これで平等に与えられると思ったら、先に食べ終わった「愛ちゃん」が、
「夢ちゃん」のお皿に割り行って食べようとします。

すごい食欲。
でも、健康である事の証だし、おいおいしつけて行く事にするつもり。

おそらく「夢ちゃん」は、愛ちゃんに食べられないように、
今まで早く食べるように努力していたのでしょう。
喉につかえながらも急いで食べる癖がついていて、
これも今後のしつけの課題とする事にします。

さて、今日はその後、近くのDIYホームセンターへ、
足りないペット用品や猫ガード対策材料を買いに行きました。
子猫たちをケージに戻し、日曜の混雑の中、

まずはプラ段。
プラスチックの段ボール板を数枚買います。
糊残りの少ない養生テープも数本買い、プラ段取り付け用に使います。
2匹の猫ではトイレの始末も増えますから、トイレ始末用のゴミ箱も購入。
その足でダイソーへ寄ってトイレスコップを納めるケースも購入。

帰宅して作業開始。
子猫たちが入りたがる、オーディオ機器用のワイヤシェルフの周囲を、
カットしたプラ段で覆います。

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家具の下側の隙間や、コンセント周辺もプラ段でガード。
これでようやく、探検好きな子猫たちにも
部屋を開放してあげられるようになりました。

ただし、まだ追いかけっこは波状攻撃の様に続きます。
これだけは仕方ない事とわかっていますが、
今晩もケージの中で寝て貰う事にします。

ケージのベッドに収まると、2匹ともすぐに寝入ってしまいます。
沢山走って、ご飯を沢山食べて、スヤスヤと寝る。
健康そのもので、微笑ましい。

深夜になり、我々も寝入る時間になった頃、
夢ちゃんが起き出して、ケージの中でキィキィと鳴き始めます。
左右上方を見ながら誰かを探すような素振り。
寝ぼけていて、ママを探している様子です。
まだ2ヶ月弱の、人間で言えば幼児の子猫。
ママが恋しいのでしょう。

私達はケージに近寄って座り、囁くように語りかけます。
声を聞いて安心したのか、私達の方を向きながら、
ゆっくりと目を閉じていきます。
寝ていたと思っていた愛ちゃんも、
じっと私達の方を見て、同じように目を閉じていきます。

「これからは俺達がお父さん、お母さんだよ」
「ずっと家族なんだよ」

そんな私達の言葉が判ったのかどうか、
子猫たちは安心して寝息を立て始めました。

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2010年3月27日 (土)

1日目その4

ドッグセンターからの帰り道。
行きとは全く違う状況に、私達夫婦はまだ自分達の選択にリアリティを感じていません。
ペットショップでの衝動飼いの典型です。
でも、なかなか出会う事の無いサイベリアンの子猫達と出会った事は、
それだけで運命のような気持ちにさえなります。

助手席の妻の膝の上には、猫たちを入れた箱があります。
姉妹一緒で安心してしまっているようで、おとなしくしています。
車中で二人の名前はすぐに決まりました。
シベリア娘達ですが、名前は和風。

毛むくじゃらで活発な方が「愛ちゃん」。

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おっとりとしている方が「夢ちゃん」です。

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我が家の新しい娘達。
これから家族となるこの子達に、愛情と夢を注いであげたい気持ちで命名しました。

さて1時間半かかって帰宅します。
家を出る際には、当然ながら猫を迎え入れる準備などしていなかったので、
まだ子猫たちには箱の中で我慢して貰います。
とりあえず、まずは部屋の掃除を始めます。

昨秋モカが逝ってから、少し部屋の掃除が手抜きになっていました。
部屋の隅のあちこちから出る、モカの残した抜け毛。
以前はそれをせっせと片付けて、ホコリやダニの温床とならぬように気に掛けていましたが、
逝ってしまった後はそれも忍びない。
残った毛を見て落ち込む日も多く、部屋の隅の掃除はおざなりとなっていました。

しかし、まだネズミ大の大きさの子猫たちが、
今後は部屋のあちこちを探検するのは目に見えています。

毛むくじゃらのサイベリアンは、身体が全身モップのようなもの。
妻には良く言い聞かせ、部屋の隅から隅まで
掃除機とモップ、雑巾がけをする事にします。

2時間かけて掃除をし、室内のほこりっぽさも消えます。
愛猫モカの闘病用、酸素室として買ったペットケージをこの子達用に使わせて貰う事にし、
仕舞い込んでいた物を組み立てます。

「また使うなんて、思ってなかったよね」

我々夫婦の、正直な気持ちでした。
持ち主であったモカには、「この子達に使わせてね」とお願いし、
子猫用のベッドとトイレを入れて、2匹の部屋の準備も完了。

2匹を箱から出します。
周りをきょろきょろと見回して、落ち着かない。
まずは水と湿したドライフードを与えます。
バクバクと慌てるように食べ、我々夫婦もひと安心。

その後、予想通り室内探検。
初めて見る部屋の中を、2匹で徘徊します。
1時間もすると、今度は追いかけっこ。
2週間ほど、ペットショップの狭いガラスケースに居たのですから、
開放感は相当なもの。
ヘトヘトになっても追いかけっこが止まらず、当初考えたとおりに、
ペットケージに入って貰います。

ペットショップにあったのと同じ小さなベッドは、子猫たちにも馴染みがあるようで、
すぐにベッドに入って寝入ります。
可愛い顔で寝る姿は、私達の心にも潤いを与えてくれます。
当初、思いもよらず新たな家族を迎えた私達もまた、心地よい疲れを感じながら、
眠りに就く事にしました。

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1日目その3

突然のドライブとなった土曜日、
目的地は都内でも万年渋滞で名の知れた幹線道路沿いにあるドッグセンター。
高速からは距離があるので、普通でも1時間半はかかります。

自営業の用事を済ませて出発したのは午後2時くらい。
年度末のトラック渋滞と週末渋滞が重なります。
そういえば今日は引っ越しの一番の繁忙日のはず。
引っ越し屋さんのトラックもよく目に付きます。
渋滞の中、片道2時間かかってドッグセンターに到着しました。

店内には可愛い猫と犬が沢山います。
フロアの真ん中に、お目当てのサイベリアンがいました。

毛の長いもじゃもじゃした子がガラスケース越しに私達を見て、
コテっと首をかしげて寝転びます。

「可愛いねぇ」

1匹しかいないと思ったら、
ひっくり返ったベッドの中から、もう一匹も出てきます。
こちらは少し痩せていて、おっとりタイプのようです。

ケースの札には2月1日生まれの♀と書いてあります。

「まだ1月半ちょっとくらいだね」

そんな会話をしながら二人でケースを見ていると、
店主さんが出てきて、ガラスケースから出して抱かせてくれます。

ヤバイ、ヤバイよ。
子猫を初めて抱いた妻は、ほぼノックアウトされています。
まだ柔らかく華奢な身体は、猫好きの保護欲を掻き立てます。
見るだけのつもりだったサイベリアンの子猫たち。
普通の子猫でも可愛いのに、愛猫だったモカを思わせるこの子達は
私達を降参させるに十分。

引き取るつもりは無く、見るだけのはずだったのに、
結局おっとりしたほうの子を引き取る事に。

Photo_3
お金も持ち合わせずに行ったものですから、私のカードでお支払い。
ペット保険も入り、その手続きをし始めていました....。

ガラスケージから取り出して、箱に入れて貰います。
ケージに残された方の毛むくじゃらな子は、ひとりになって寂しそうです。
別れる事となった姉妹の方を見ながら、ケージの隅にうずくまり、下を向いてしまいました。

この子の方が人ウケしそうだから、たぶん良い飼い主に巡り会えるはず、
そう願ってお店を出ました。

箱に入れた子を抱えてドッグセンターを出て、
私は駐車したクルマの中でノートPCでメールチェックを行います。
自営業ですので、休みに関係なく仕事が入ります。
妻の方は、ドッグセンター近くのホームセンターへ猫用品を買いに行きました。

箱に入れられた子は、ひとりになって寂しくて、かすれた声でキィキィと鳴き始めます。
箱の外から声をかけて安心させようとすると、より強い声で鳴き始めます。
怖くて寂しい、そんな気持ちが伝わってきます。

妻がホームセンターから猫用品を抱えて戻ってきました。
真剣な眼差しで私を見ます。

「ねえ、考えたんだけど、もう1匹も飼ってもいい?」

うわぁ。
十数年連れ添った妻ですが、これは意外でした。
私もお店の中で、どちらを引き取ろうか迷った際に、両方引き取る事も考えたのです。
でも、お金の問題だけでなく、日常の世話をする妻の負担が大きくなる事は
十分判っていますから、切り出せなかったのです。

でも考えてみれば、昨年逝った愛猫モカが一人っ子で、いつも寂しそうだった事、
遊び相手を与えられず、籠の鳥で生涯を終わらせてしまった事を、
妻なりに考えていたのだと思います。
先ほど別れた、残された方の子の寂しそうな姿も、妻には酷に見えたのでしょう。

「手間も医療費も倍になるけど、大丈夫?」
「うん」

「多頭飼いになると、あまり人になつかなくなる事もあるよ」
「猫の幸せを考えたら、それでもいい」

「お金は?」
「今度は私のカードで払う」

妻はそう言って、店内に向かいました。
私も仕事のメールを終えた後、箱の中の子を車内に残して店内に向かいます。
既に商談は決定、妻は支払い手続き中。
ペット保険は私の名義で、もう1匹分を申し込む事になりました。

Photo_4
新たに箱に入れられる事になった子。
車内に居る子と同じ箱に入れてあげた方が安心すると思い、
クルマから最初の子ごと箱を持ってきます。
同じ箱に姉妹一緒に入ると、叫ぶように鳴いていた子がピタッと鳴き止みます。

「寂しかったんだよね」

妻は満足そうに言います。
飼う気など全くなかったその日、
新たな家族、それもいきなり2匹を連れて帰る事になりました。

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1日目その2

Photo_2

サイベリアン、正式にはサイベリアン・フォレストキャットという猫種。
ロシアの土着猫と言われ、日本には入ってきて十年ちょっとで、まだ馴染みの無い猫種。

ただ、我が家では馴染みのある名前です。
昨年逝ってしまった愛猫モカが、雑種ながら見た目も中身もサイベリアンに似ていて、
その血を引いてるのではないかと思っていたからです。

特にとある猫図鑑に載っていた子が、まるでウチの子を撮ったように柄も目も顔も同じで、
びっくりした事があったくらい。

ただ、私はサイベリアンがどれだけ日本で繁殖しているかというのはまるで知らなかった為、
ドッグセンターのサイトを見て、

「サイベリアンって、ペットショップでも普通に売ってるもんなんだな」

と早合点してしまいました。

朝早いWEBブラウジングも一息ついた後、妻が起きてきます。
妻にドッグセンターのサイトを見せると、

「可愛い! サイベリアンが売ってるのなんて、初めて見た」
「そういうもんなの?」
「ブリーダーさんのHP以外では以外ではあまり出てこないのよ」

「・・・・・・」
「・・・・・・」

「見に行ってみようか?」
「サイベリアンの生の子猫、見てみたい」

冷え切っていた猫バカ夫婦の心に、僅かな火が灯り始めました。

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1日目その1

朝早めに目が覚め、仕事用PCで近所のペットショップを検索していました。
国道沿いに点々とショップがあり、ショップサイトには
そこに居る子猫たちの写真が無数にアップされています。

やはり人気は垂れ耳のスコティッシュフォールドのようで、次にアメショーやメインクーン。
昨日の出来事を思い出し、この子達が良い飼い主に出会えれば良いな、
そう思いながらブラウザを閉じようとしたら、
検索エンジン上段広告欄に都内のドッグセンターの広告が出ています。

何気なくそれをクリックします。

ドッグセンターというだけあって、
犬メインのペットショップの作りのサイトが表示されます。
犬も可愛いよなぁ、と思いながらサイトの子犬ちゃんの写真をみていました。
ついでに猫コーナーもあったので、クリックしてみます。

可愛い美形の猫ちゃん達の写真が沢山出てきます。

素直そうな美形のアメショー君、ゴージャスなノルウェイジャン、
メインクーン、アビシニアン、サイベリアン

えっ?
サイベリアンが2匹います。

Photo

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2010年3月26日 (金)

前日

夫婦でペットショップへ行きました。
愛猫のモカを亡くして4ヶ月の間、毎日あの子の話をしていた我々夫婦。
新しいペットを飼う気は起きず、ペットショップへ行く事は当分無いだろうと思っていました。

でも何かの啓示でもあったのか。
眠っている間、何か夢を見ていた覚えがありますが、はっきりした記憶がありません。
ただ、ペットショップで愛らしい猫ちゃん達を見たい。
そんな気持ちになりました。

クルマで20分ほどの場所にあるペットショップに行く事にします。
店内には、生後1ヶ月~3ヶ月くらいの猫ちゃん達が沢山います。
人気のアメショーやスコティッシュフォールドがケージやガラスケースの中で眠っていました。
我が家のモカの子猫時代の姿と重なり、心が癒されます。

「かわいいねぇ」

夫婦ふたりでそうつぶやいていた中、ちょっと可哀想な光景を目にしました。

今はちょうど春休み。
親に連れられた小学生数人が、後ろ側のスコティッシュフォールドが居るガラスケースを取り囲んでいます。
子猫たちは、人間の子の甲高い大きな声が苦手。
生後40日ほどの子猫はうずくまってしまっています。
反応しない子猫を見て、小学生達はガラスケースをガンガンと叩き始めました。
すると恐怖におびえた子猫は、宙を見て周りを探すように、ミィミィと救いを求める声で鳴き始めました。

「ママ、怖いよ、どこにいるの? 助けて!」

そんな悲痛な叫びに聞こえます。
癒され、少し満たされた気持ちが、少しずつ萎えてしまうのがわかります。

いたたまれなくなって、買っても使うアテの無いペット用具コーナーへ足を運びます。

「これ、モカだったら大喜びするよね」

そんな会話がふと出てきてしまう。
既にこの世に居ない愛猫のグッズ、買っても無駄なのに、じっと吟味してしまう。
4ヶ月たって、あの子の死を心は受け入れていても、染みついた習慣は抜けきれない。
少ししんみりした気持ちになって、店を出ました。

帰りの車中。

「可愛い子がいっぱい居たね」
「そうだね。少し癒された」

「でもあの子、可哀想だったね」
「そうだね。怖くて、ママを一生懸命に呼んでいたね」

妻も、スコティッシュフォールドの子猫の事を気にしていました。

「春休みだから仕方ないけど、良い飼い主に出会ればいいね」

ペットビジネス云々の話は抜きにして、
私達は心からそう願っていました。

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