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2015年7月14日 (火)

カエルと台風のオチの無い話

先日からTVで「ど根性ガエル」のドラマが始まりました。
見逃した自分はどうにかhuluで見ましたが、思いのほか面白かった印象です。

TVを見ながら、子供の頃、ぴょん吉が大好きで、
ぴょん吉Tシャツ持っていたと妻に話したら、
妻は大ウケでした。

でも、売ってるんですね、今でもぴょん吉Tシャツ。
現代的なギミックもあって、面白そうですね。

Tshirts

自分は男の子なので元々、カエルとか大好きでした。
トノサマガエルとかは飼ってた事もあったくらい。

そこで、カエルについての、オチの無い変な経験を思い出したので、
ついでに書いちゃおうと思います。
(蛙が嫌いな女性の方は、読まずにOKですよ~。)

さて、子供の頃の事ですが、わが家横の日当たりの悪い所には、
数十センチのくぼみがありました。
その窪みを塞ぐように、いつもコンクリートの板が置かれていたのですが、
10歳ぐらいのl頃、何の気なしにそのコンクリ板をひきはがすと、
意外な生き物が鎮座していました。

大きなヒキガエルです。
体は動かず、目だけが動き、子供だった私と目が合いました。
なんか、びっくりしたのと、少し気まずさのような物を感じ、
そのまま蓋を元に戻しました。

どうして家の脇にヒキガエルが居るのか、
大人になった今も不思議ですが、当時子供だった自分には余計に不思議でした。
だって、水や池のある場所から何キロも離れている乾燥した住宅地なので、
オタマジャクシから成長したヒキガエルは、何キロもジャンプor歩いて我が家に来た、
という事になります。

何しに来たんだろう?
と思いつつも、「家に付くヒキガエルは守り神だ」、
という言い伝えも聞いて、さらに子供心に不思議に思ったものでした。

で、その後すくすくと成長し生意気なガキになった自分は、
ヒキガエルの事など覚えているはずもなく育ちました。
その後、いろいろとあって、その実家でほぼ自分一人暮らしになった
中学3年の時の事です。

7月、台風直撃の大風と大雨の夜、
確か23時を回った頃と思います。

無意識に誰かに呼ばれた気がしました。
何かの気配がしたんですね。
それで、何の気なしに、玄関を開けましたが、
当然、外には誰もいません。

いや、視線を下に向けると、居ました。
私の方を真正面に向いたヒキガエル。
今度も目が合いました。

意表を突かれた再会で、何か、ヒキガエルが挨拶して「こんばんは」とでも
言ってるかのようなシチュエーションです。
自分も釣られて、心の中で「あ、こんばんは」と呟きました。
で、何かやはり気まずさを感じて、そのまま玄関ドアをそっ閉じしました。

でも、なんでヒキガエルが居るんだよ?
と思い返し、もう一度玄関ドアを開けると、もうヒキガエルは居ない。
強い雨風の中、外に出ても、もう何処にも見当たらず、
諦めて玄関ドアを閉じました。

さて、それからまた2年の月日が経った高校2年、バイク免許を取ったり
バイクを乗り回したりという、さらに生意気な少年になった自分。
そしてやはり7月、台風直撃の大風と大雨の夜、
この時は夜中2時を回った頃でした。
(生意気だったので夜更かししてました)

以前と同じような、何か気配がして呼ばれた気がしたのです。
で、玄関ドアを開けると、やっぱり

「こんばんわ~」

とでも言いたそうに私の方を向いたヒキガエルが、
玄関前に鎮座していました。

自分もまた「こんばんは」と呟きましたが、さてそのまま、
また気まずいような、何か不思議な時間が刻々と流れます。

ヒキガエルは私を見たまま、じっとして動かずにいて、
そして開けたドアからは室内にガンガンと雨風が入り込んできます。

何か、自分も困ってしまって

「お互い、頑張ろうな!」

と出任せに意味不明な事を言いつつ、ドアを閉めました。

あのヒキガエル、何だったのだろう、何を言いたかったのか、
と今も不思議に思います。

さて、その後も少し続きます。
その十余年後、さらにいけ好かない青年になった自分は、
生意気にも家を建て替える事にしました。

生まれ住んだ家を取り壊した直後の事、
業者さんから言われました。

「大きなヒキガエルがいましたよ」

 「え?
そのヒキガエル、どうしました?」

とびっくりして聞くと、

「ご安心ください、当社で責任を持って処分しましたので」

えええ?
処分しちゃったの?
というか、ヒキガエル、生きてたの?

初めて見た10歳の時から計算しても、17年が経過してました。

でもヒキガエルって、そのくらいは寿命で生きてるらしく、
なにかすごく寂しく、申し訳ない気分になりました。

以後、家を建て替えた後は、ヒキガエルを見る事はなくなりました。

まあ、その後ウサギやら猫やらがずっといたので、
カエルも怖くて近寄らないのかも知れませんけれど。

オチの無い話なので、人には話さない経験談、
「ど根性ガエル」の思い出ついでに妻に話したら、
サボテンの話みたいだね、と返されました。

サボテンの話、というのは、同じく子供時代の不思議な経験。
やはりオチが無いのですが、これもいつか書けたらと思います。

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